不可解な農業改革

​銀行に融資依頼をしたら聞き取りの面接があり、収益が落ちていることを指摘されました。なんの事はなく、

減価償却を100パーセントみたため、収益が下がったのですが、補助金に頼っているのは確かなので少し、落

こみます。原価計算すると昨年の米1俵あたり13,200円、前途金12,000円では採算が合いません。補助金無

しではやっていけないのが実情です。国では2021年に9,600円を目標に掲げています。農業改革が必要とは

思うのですがー。
12月5日の日本農業新聞1面の論点で法政大学の山口二郎教授が執筆しています。「政府はTPPを契機に農業の

競争力強化を訴え、小泉信次郎という人気者も登場して農政改革を巡る議論がにぎやかである。しかし不思議

なことに、農政改革はいつの間にかJAや農協組織の改革にすり替わった。」

春から、種をまき、土を耕し、草を刈り、そしてやっと、収穫。気がついたらもう冬。これで良いのかなー。

と思っていたら。最後でこうしめていました。「あえて言いたい。農業は金もうけの手段ではない。国民を飢

えさせないことが農業の目的である。」 

しっかりした農業に対するビジョンが大切だと気づかされました。それが自分がやるべき改革の原動力になる

と思います。