飯豊山登山
2020/08/30~31にかけて登ってきました飯豊山の記録を写真で振り返ります。
以前より祖母から聞かされていた話で、昔は男性が成人を迎える時の習わしとして山伏姿で飯豊山を昇っていたそうです。私が富士山で登山デビューした二年前から飯豊山は気になっていたのですが、日帰りが難しいというので敬遠してました。しかし今年は富士山の登山道閉鎖によって余っていたモチベーションを消化させる矛先として、思い立って飯豊山アタックを敢行しました。
写真は御沢登山口からひたすら山道を登って傾斜がだいぶ落ち着いた尾根伝いの場所です。
最初の山小屋である三国岳を越え、難所として有名な剣ヶ峰。
岩をよじ登る箇所が続き、岩肌には鎖やロープ、梯子などが備えられていました。
険しい道の先で見かけた花やキノコやカエル。
尾根伝いを進む縦走ルートでは途切れ途切れの雲の中を歩きました。
切合小屋の給水所。水道水のような贅沢な出方はしません。小さい放出量の真水が流れ続けています。
ナイフエッジの連続。怖すぎて岩にへばりつきながら進みました。
飯豊山の本山を越えて御西岳を目指します。道中には真夏を通り越した残雪の大きな塊を見つけました。
最初の予定では本山より標高の高い大日岳を目指したわけですが、翌朝の天候の酷さに堪えて撤退を決めました。写真は御西避難小屋にて孤独に夜を過ごしている様子です。水の入ったペットボトルに懐中電灯を当ててランタン変わりにしています。
翌朝の悪天候の中、御西小屋を出発。霧がある程度薄くなるまで待ってから出発しました。
先日越えてきた本山再び。このすぐ左には御神体があるので撮影を自重しました。
切合小屋に到着。先日は管理人さんがいたのですが、この時はすっかり無人状態でした。シーズンを終えて無人解放に移行したのでしょう。
雨がひどくなって道もびちゃびちゃになりました。
三国小屋の到着。
帰り道の難関、剣ヶ峰。踏むところを間違えれば滑り台状態の岩肌を、慎重に進みます。
登山初心者泣かせのたっぷり濡れたナイフエッジ。
黄峰を越えれば樹林深い急斜面を進みます。
登山口の案内板が見えた時の力の抜けようといったら、疲れが一気に強まりました。
本山小屋にしか売っていないバッジです。また来年訪れることをご神体に誓いました。
お蕎麦のご注文承っております。また、特別栽培米や蕎麦焼酎もご用意しております。よろしければオンラインショップへどうぞ。