コロナ禍でのそばイベント
稲刈りが終了して早々に新そばシーズンという事でイベントに追われました。コロナ禍での影響で蕎麦の名所各地ではイベントが中止となる中でこちら会津の蕎麦打ち達は黙っていませんでした。
道の駅で縮小版そば祭りを開催しました。写真は開催前日に現場でテントの設置位置などを検証している様子です。
藤川製麺にて蕎麦打ち名人集合。各自で粉ひきしたそば粉を持ち寄り、すべてをまぜこぜにしてたそば粉で蕎麦打ちを行います。
そば粉のテイスティング。冗談半分です。みんな微妙な違いしかわからず、結局たらいの方に混ぜました。
集めたそば粉をたらいの中に入れて均一にしている様子です。
前日に打った蕎麦を翌日会場に持って行って調理場の設営を行います。
道の駅あいづ湯川・会津坂下の正面施設の裏の方にて蕎麦の提供を行いました。
ある程度は予測したつもりでしたが、ピーク時の長蛇の列はなかなか消えることはありませんでした。
ガスの様子がおかしくて見てみたらプロパンが凍り付いてました。応急処置で流水を当て続けながらそば湯でを続行しました。
お昼過ぎくらいに前日仕込みの蕎麦を使い切り、やむなくお土産お持ち帰り用の生そばを蕎麦提供の方に回しました。14:00にはすべての蕎麦提供は終了してみんなで片付け撤収作業に入ります。
すっかり撤収を終えた時の様子。
全員集合して終わりの挨拶。
続いてのイベントは会津坂下町蕎麦の陣という、送料を引いたお得な値段で生そばをお届けするサービスです。外出自粛が求められる社会情勢を逆手にとったこの戦略は新奇性もあって新聞にも取り上げられました。
この日も藤川製麺の蕎麦工房にみんなで集まって一斉に蕎麦打ちしました。
蕎麦打ち名人各自の工房でバラバラに製麺するはずだったのがあまりにも注文数が多くなってみんなで一緒にやろうという事になりました。
お昼は手配されたお弁当に藤川さん家お手製のお味噌汁とお新香。
積み上げられた蕎麦箱たち。クロネコヤマトさんに迎えに来てもらうのを待ちわびております。
この感じ何かに似ていると思えば、年越し蕎麦に追われる大晦日の雰囲気にそっくりでした。
写真に残しておいた蕎麦イベントは蕎麦の陣と縮小版そば祭りのみでしたが、この他にもイベントはいろいろありました。通常の仕事に加えて蕎麦打ちの仕事も掛け持ちでこなしているうちに月が変わって師走入り。このブログを書いてる12月初旬には新そばシーズンの忙しさからやっと解放されました。
蕎麦刈りに使う機械のすみっこに蕎麦が育っておりました。うちが使ってる品種は昔ながらの在来種。なかなかの根性を見せてくれます。