読書の秋に向けて
稲刈りは現在台風の影響か散発的な降雨に阻まれて調子よく進みません。なんとか早めに稲刈りを終えて紅葉シーズンをゆっくり迎えたいのですが、どうなるやらです。
とりあえず、晴耕雨読という言葉がある通り、雨が降ると基本的に隙になる農家なら本を読もうと思います。
私の読書傾向はもっぱらハードボイルド・ノワール系。
自慢できるほどの読書通ではありませんが、個人的にノワール作家を挙げるならこの3名になります。
橘玲。金銭の暗黒面に関した専門知識にかなり秀でており、作品内では汚れたお金の仕組みやそれにとりつかれた人間達の濃い描写力に圧倒されます。
大沢在昌。新宿鮫シリーズは警察小説の分野で大きなカリスマとなる大作らしく、私はまだそのほんの一部しか消化してませんが、これからじっくり楽しんでいこうと思います。
個人的に最強の作家、馳星周。アジア系マフィアなど国際化された反社会的組織がいびつに絡まりあう大きなスケールを背景として描く人間ドラマに圧巻されます。自慢できるほどの読書数ではありませんが、この人に勝てる作家なんているのだろうかといつも思います。
この書を読む者、一切の性善説を棄てよ。