そば道楽。うつつ庵、そばさだ
最近行ってきたお蕎麦屋さんを紹介。
まずは近場の会津磐梯町にあるそばさださん。
アルツ磐梯で提供しているおそばを納品しているお店です。以前私が仕事で蕎麦打ちのトレーニングを受ける為にここに7回ほど通いました。
お蕎麦は江戸打ち二八蕎麦のじねんじょ(山芋)入り。蕎麦生地を叩く工程が会津坂下流と共通していて引き締まったコシのある麺でした。蕎麦打ち体験の受付も行っており、料金は基本的に原料であるそば粉代だけの1kgで1400円。そこら辺の相場に比べるとかなり良心的です。ただし、レジャーとして教えるところでは無いので、準備と後片付け掃除などを自分からやるという最低限の礼儀は心得て行くべきところです。
そばさだのご主人からサービス頂きました。コーヒーと、ねっぽこというそばがき。甘味噌で味付けされていてちょっとしたデザートになりました。
帰り道に道の駅磐梯に道寄り。野菜売り場の食品棚にある商品の出荷者を見るとそばさだのご主人の名前がありました。その中から贅沢なおにぎりを購入。太宰治の小説(斜陽)にもあったように、おむすびは手でつくるからこそおいしいというのは本当です。ボリュームも価格も質も機械生産のコンビニものとは大違いです。
続いては、私がお世話になっている加藤蕎麦道場の門下生がいわきで経営しているうつつ庵に行ってきました。
ここは加藤蕎麦道場の流派の中でも最も売り上げの大きいお店です。加藤蕎麦道場に粉の注文があったので、私が直接自走でそば粉を届けてきました。
お店に着くなり駐車場はぎゅうぎゅう詰め。中に入ると家族連れからお年寄り、さらには蕎麦に関して一癖ありそうなオーラを発している中年男性など客層は広いです。
注文のお品はとろろそば。とろろは、そばさだでもつなぎとして蕎麦に使われていたじねんじょです。めんつゆは既製品とは違う独自レシピによるうつつ専用品。とろろが私の知っているとろろではありませんでした。最初はプリンかようかんかみたいな固形と間違えました。
蕎麦は、道場で食べるいつもの蕎麦と変わらず。高速道路で2時間をひたすら東に走った遠い見知らぬ場所で味わう慣れ親しんだ味は、なんだかなつかしい気分というかしずかな感動を覚えます。
運んできた加藤蕎麦道場のそば粉に加え、師範からの心尽くしでお米やら特別なそば粉やらの追加品目も納品完了。お返しにはお蕎麦の代金無料サービスと、加藤蕎麦道場に送る手作りようかんを頂きました。
最後に、そばさだに久しぶりに行ったときに、蕎麦打ち体験を久しぶりにやりたいと伝えてあったので後日蕎麦打ち体験を受けに行った日の帰り。すぐ近くのヒーローズダイナーにてタルタルソースバーガーを食べてきました。