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2022年度種蒔き終了

 田んぼの耕運の時期が来ました。ニプロのロータリーは前年の爪交換をしてなかったので純正品を取り寄せて爪の交換作業を行います。

この日は雨で屋内作業にはちょうどいい天候の運びとなりました。

爪交換の固定が甘かったらしく、田んぼ1haほど耕してから爪を確認してみると緩みが発生してました。再び入念な締め付けを行ってから再出発。

耕うんを終えた田んぼに水を満たします。だんだんと代掻き作業が始まります。

今年最後の種蒔き。稲作では一年のうちの短期間のみ稼働して、あとは来年まで使わないという機械が多くありますが、この種蒔き機もこれで今年はお役御免となりました。

動画はこの種蒔き機が稼働している様子を動画に録ったものです。育苗箱に培度と稲の種を敷き詰めています。

種蒔きラインの最後に使っているクレーンは既製品ではない手作りの器具です。

今年の役目を終えた種蒔き機を掃除しています。

稲作農家にとってのお田植三種の神機として挙げるなら、この「種蒔き機」と「トラクター」と「田植え機」が当てはまると言い得るでしょう。

機械化が進んだことによる恩恵の大きさにはいつも圧倒されます。

世間はゴールデンウィークで大賑わい。道の駅の集客も激しく、商品の売れ行きが好調でその補充作業に追われる毎日でした。

生蕎麦のパックもそうですが、写真のフライドソバコも特別栽培米の1kgパックも今までにない販売数を達成して驚きました。

しばらく季節のわりに寒い日が続きましたが、暖かい日が増えてきました。

そば畑では黄色と白色の菜の花が咲き誇っています。

寒すぎず、暑すぎない、春の気持ちのいい時期に入りました。会津盆地を囲む山を見ても、本当に高いところ以外は雪が見えなくなりました。

磐梯山を見ても山頂付近の窪みに白いのが少し見えるだけになりました。

これから地面がむき出しだった田んぼには水が張られて水の景色が広がることになります。

延々と広がる水田の景色と入れ混じるようにぽつぽつと点在する建物や道路がまるで海に浮かぶ孤島と橋の様に見える事でしょう。

それはさながらヴェネチアだかアムステルダムのような水上都市さながらの風景と言っても過言ではないと思います。

それが夏には緑色の海となり、収穫の時期には黄金色の海へと景色は移り変わることとなります。

今年もまた、その移り変わりの始まりの時期を迎える事となりました。

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