この写真を撮った時点で3月下旬。結局積雪は無かったですが、機械達の冬ごもりを解放することとなりました。
ぎゅうぎゅう詰めにひしめき合っていた機械達をいざ動かそうとすると、セルの点火の鈍さからして機械達はだるそうです。
中にはバッテリー上がりを起こしているのもいて始動させるのに手を焼きます。
パワクロが足回りに不調を来したので農協のSSに修理を依頼しました。いっそ買い換えをおすすめされましたが、今回はお金を掛けて修理してもらって、またダメになったときには新しい車両を購入するということで落ち着きました。ばくさくのトラクターの中でも最年長の長老です。他のところはすっかり古びてますが、キャタピラーの箇所だけピッカピカになって戻ってきました。
ロータリーの爪交換。純正品を取り付けました。
農協から届いた種籾を消毒します。この日熱かったのは主に酒米の華吹雪です。あとは餅米のこがねもち。
ビニールハウスには野良猫が仮住まいしてました。こちらとしても積極的に追い出そうとはせず、あちらも何か手伝ってくれるという事もありません。
これは自宅にあるメダカの水槽です。もう氷点下を下回ることも無いだろうということで外に出すことにしました。
もうよっぽどの事が無い限り道路の冠雪は無いだろうと判断して大型バイクを冬眠明け。当大型バイクのホンダNC700は指定エンジンオイルのグレードが原付に使うような物で、まだ交換するほど走って無くても劣化が進んでるので思い切って入れ替える事にしました。お願いしたのはいつもの野沢のバイク屋さん。
ご主人の秘蔵のカワサキw1はレストアもエンジン始動まで到達。あとは保安部品を取り付ければ公道を走れるそうです。
軽井沢の某ペンションから借りている本に書いてあるのですが、カワサキW1はまだ日本製の自動車が世界市場を席巻する以前、海外製の製品を追い落とす時期にリリースされた大型バイクです。主戦場のアメリカ市場では当時、大排気量クラスはBSAやトライアンフなどイギリス車やハーレーなどが覇権を割っていて、日本車はせいぜい中低排気量クラスでバイク市場の底辺を広げる役割を担っているくらいにしか認知されていなかったそうです。それを崩したのがカワサキW1。W1の登場は商品特性が被ることで市場を脅かされるトライアンフを刺激することになったそうです。英車ファンはカワサキをコピー屋扱いで、白い目で見たとか。
エンジンオイル交換を終えた後は散歩。この日は磐梯山がよく見えました。
三連休の始まりの3/20金曜日は道の駅あいづ湯川・会津坂下で合同物産市が開かれました。ばくさくも蕎麦の試食販売に精を出しました。
天気は控えめに言って最悪。突風吹き荒れてテントが壊されそうな勢いでした。雨も激しくて気温も低くて身にこたえます。
イベントに便乗したイベントに便乗した売り出しということでばくさくガールも衣装を凝らしました。会津木綿で作った着物らしいです。
撤収作業も終えて15:30には解散。最後はみんなで集合写真。これからは農繁期にいこうするのでばくさくも藤川農産も道の駅での売り出しは長期間のお休みとなります。
7
今まだ明るいのでバイクでどこか走ってこようかと思いましたが、相変わらず風が強くて身の危険を感じるほどだったのでおとなしく帰りました。
道の駅のお蕎麦は毎週末に道の駅に出荷してます。
インターネット販売でもご注文受け付けしておりますので下記リンクをどうぞ。
春も暖かくなって私の加藤蕎麦道場での修行もシーズンオフとなりました。ばくさくでは今年のアスパラの苗の為に土作りを始めております。
土の配合は、培土と堆肥とくど石灰とスーパーアスパラガスと、増量剤としてバーミキュライト。
この機械は本来はコンクリート用のミキサーらしいです。ちょっと工夫しないと中身を均一に混じわらせるのは難しいです。
できあがったポット数は1000になります。ずらっと並べてみると、よくここまでやったなと思います。
最近行ってきたお蕎麦屋さんを紹介。
まずは近場の会津磐梯町にあるそばさださん。
アルツ磐梯で提供しているおそばを納品しているお店です。以前私が仕事で蕎麦打ちのトレーニングを受ける為にここに7回ほど通いました。
お蕎麦は江戸打ち二八蕎麦のじねんじょ(山芋)入り。蕎麦生地を叩く工程が会津坂下流と共通していて引き締まったコシのある麺でした。蕎麦打ち体験の受付も行っており、料金は基本的に原料であるそば粉代だけの1kgで1400円。そこら辺の相場に比べるとかなり良心的です。ただし、レジャーとして教えるところでは無いので、準備と後片付け掃除などを自分からやるという最低限の礼儀は心得て行くべきところです。
そばさだのご主人からサービス頂きました。コーヒーと、ねっぽこというそばがき。甘味噌で味付けされていてちょっとしたデザートになりました。
帰り道に道の駅磐梯に道寄り。野菜売り場の食品棚にある商品の出荷者を見るとそばさだのご主人の名前がありました。その中から贅沢なおにぎりを購入。太宰治の小説(斜陽)にもあったように、おむすびは手でつくるからこそおいしいというのは本当です。ボリュームも価格も質も機械生産のコンビニものとは大違いです。
続いては、私がお世話になっている加藤蕎麦道場の門下生がいわきで経営しているうつつ庵に行ってきました。
ここは加藤蕎麦道場の流派の中でも最も売り上げの大きいお店です。加藤蕎麦道場に粉の注文があったので、私が直接自走でそば粉を届けてきました。
お店に着くなり駐車場はぎゅうぎゅう詰め。中に入ると家族連れからお年寄り、さらには蕎麦に関して一癖ありそうなオーラを発している中年男性など客層は広いです。
注文のお品はとろろそば。とろろは、そばさだでもつなぎとして蕎麦に使われていたじねんじょです。めんつゆは既製品とは違う独自レシピによるうつつ専用品。とろろが私の知っているとろろではありませんでした。最初はプリンかようかんかみたいな固形と間違えました。
蕎麦は、道場で食べるいつもの蕎麦と変わらず。高速道路で2時間をひたすら東に走った遠い見知らぬ場所で味わう慣れ親しんだ味は、なんだかなつかしい気分というかしずかな感動を覚えます。
運んできた加藤蕎麦道場のそば粉に加え、師範からの心尽くしでお米やら特別なそば粉やらの追加品目も納品完了。お返しにはお蕎麦の代金無料サービスと、加藤蕎麦道場に送る手作りようかんを頂きました。
最後に、そばさだに久しぶりに行ったときに、蕎麦打ち体験を久しぶりにやりたいと伝えてあったので後日蕎麦打ち体験を受けに行った日の帰り。すぐ近くのヒーローズダイナーにてタルタルソースバーガーを食べてきました。
3月1日の午後、天気もよかったので原付で山道探検してきました。
序盤は以前から気になっていた柳津の謎の林道。入ってみると森の奥に森林公園がありました。
舗装だけされていて路面はコケが生えていたり落ち葉が敷き詰められていたりと劣悪な登り坂をひたすら進みました。道は頂上部で平坦になり、降り道にさしかかると山小屋などの人工物が見えてきます。
キャンプ場でよくみかける共同水場があります。
敷地にはサイクリングロードやハイキングコースが設けられてました。家族連れでのピクニックでは楽しめそうです。夏休みシーズンならここで涼しく自然に触れながら過ごせそうです。
国道の方へ降りていくと柳津町の方を見渡せる眺めのいい場所があります。その近くには道祖神様が祭られておりました。いかにもこういうう田舎って感じ好きです。
続いては新潟県側に抜けて津川市から北に向かうぐねぐねの舗装林道を探検。
路面状況は枯れ葉の堆積がひどくて、オンロードの大型バイクなんかで来たら最悪な状況でした。急激な坂道が無いだけましでしたが。
暗い森の中を走り抜けて広々とした田園風景を見るとえもいわれぬ開放感を感じます。
続いていつもは459号線を会津喜多方方面へ走り抜けるところを、通り過ぎるたびに気になっていた川沿いの道を思い切って探検してみました。
こっちは狭いのは同じですがかなり道が綺麗で、大型のオンロードバイクでも楽しめそうです。今回の相棒であるバーディーにとっては一速全開でゆっくり登るような急勾配でした。降りになると景色は開けていていい眺めでした。ここまで来てもなかなか雪が見当たりません。
帰り道、まだまだ体力も時間もあったのでさらに寄り道。
野沢を見下ろす絶景ポイント。福島県西会津~新潟県下越の南東部はこんな感じで山道探検の宝庫になってます。
原付で半日ツーリングの行動範囲でもこれだけ内容に富んだレパートリーが揃ってます。原付の低パワーの制約でこれだけ巡れるので、これが125ccか250ccのオフロードともなれば田舎の探検生活はかなり充実したものになるはずです。
我が家にバーディー50が来てからというもの、半径30kmが遊園地の詰まった小宇宙のように思えてきました。 このままだと、大型バイクに乗ることも無く原付だけでバイクライフを送ることになりそうです。
2月21日、会津若松のアピオスペースにてクボタが推進するスマート農業のソフトウェアであるKSAKの講習会があったので受講してきました。
各テーブルに配られたスナックにはご当地もののうまい棒発見。地味に存在感があります。
会場の隅にはKSAS対応の最新機が展示されてました。
講習の内容は、最初は最新機能のプロモーションと使い方の案内。後からは各テーブルごとにスタッフが配置されて、実際に使用している利用者たちから、システムに関する悩みや不満点に対応してました。ばくさくも地味な悩みどころを手助けしてもらいました。
続いて2月27日にはドローンの講習会。ばくさくがお世話になっているカネダイのスカイマルチアカデミーと会津農業普及所が主催。
内容としては、ドローン活用で実績のある農薬や新商品の紹介、規制緩和によるドローン運用時の規則の変更点など。
最後にはドローンの整備不良によって起きた不具合の数々のレポートを見せてもらいました。ドローンの扱いは繊細さが要求される物だというのがよくわかります。刈り払い機や管理機と同じ感覚で扱うとすぐに悪い結果を引き起こす事を認識しました。
上の写真は折れたプロペラのサンプルです。
他にも洗うべきところを洗わないなど基本的な整備を怠るだけで悩まされる不具合の数々。
扱い方によっては出火の原因となるバッテリー取り扱いの注意点やよく壊れる部位の指摘など有用な情報が多数得られました。
ばくさくはまだドローンを所有してませんが、最後に出てきた最新のドローンの告知を見て思ったのが、ドローンの商品開発は激しくて、新商品を買ってもすぐ来年にはもっと都合のいい性能を持ったドローンが出てくるというわけで、ドローン購入を見送れば見送るほどいい物が出てくるのでいつどのタイミングで買えばいいかがわからなくなってしまうと言うことでした。
これはパソコンとか携帯と同じですね。わたしが持っている15年前のUSBメモリーは500メガバイトくらいで8000円したのですが、いま同じ値段で買える物と言ったら200~300ギガバイトはくだらないです。USBメモリーくらい手頃な値段の電子機器なら我慢できますが、出費のでかいドローンとなれば買うタイミングに慎重になります。慎重になりすぎて我慢し続けると結局前進できないので難しいとは思いますが、結局この悩みの解決どころは使い手の技術という考え方に行き着くのかもしれません。
性能が悪くてもそこをなんとか工夫して上手に対処する技術があれば、すこしくらい性能が劣っていてもカバーできる。それができるかできないかが使い手には求められるのでしょうね。
お世話になっている加藤そば道場の講演会のお手伝いしてきました。
ホテルのオーナーは講演会の開催に精力的な方で、今までに様々な講師を招いて開いてきた講演は600回目を越えました。バックナンバーを見てみても結構気になるテーマのものがちらほら。会津高校出身で東京大学で天文学を学び、現在は国立天文台の所長を務めるらしい人物とは同級の仲らしく、その人には講演に来てもらったこともあるそうです。去年その人が出版した本はここ花ホテルの施設に逗留してる間に書き上げたらしいです。
講演の内容は蕎麦の座学です。蕎麦打ちの行程一式を動画も交えて解説したり、そば粉の種類とか流派の大雑把な違い、あとは蕎麦の食文化の歴史を結構深く掘り下げたお話を聞きました。
終了後は当日午前にそば道場で打ったそばで蕎麦会。オードブルと鍋料理を食べながら蕎麦談義に花を咲かせます。受講者には趣味で蕎麦打ちをしている人もいてけっこう濃いお話で盛り上がりました。
ホテルからはお礼として日本酒も頂きました。化粧箱付きで結構高そうです。
出入り口にある柱時計。かなり大きくて音も迫力あります。気になったので写真に納めました。
メーカー名は筆記体で書かれてますが私にはよく読み取れません。
花ホテル滝のやは講演をYouTubeにアップしています。今回の講演は下の方で閲覧できるようにしました。チャンネルからはバックナンバーも閲覧可能です。ご興味がおありでしたら見てみてください。
今回は、私が所属している地元会津坂下町商工会の旅行の模様をお伝えします。会津坂下町は外国人労働者数が会津圏内で随一に高く、そんな彼らと地元住民が交流を深める上でどのような働きかけの実績があるかを学ぶために、同じような経緯を持つ群馬県大泉町に行って勉強してきました。
群馬県大泉町は1990年に工場労働の働き手としてブラジルから人員を大規模に受け入れました。町にはブラジル人コミュニティが形成され現地に定着し、今に至ります。私たちは大泉町の商工会青年部と合流し、地元社会がブラジル人コミュニティとどのように関わり合いながら今まで発展してきたかを学んで来ました。
旅行初日の2月16日。朝8時集合出発してお昼に群馬県大泉町に到着。勉強会の前に食事会で懇親。
昼食会の会場はプリマヴェーラというビュッフェ形式のお店でした。美術に詳しい人ならルネサンス期の巨匠ラファエロの作品を思い浮かべることでしょう。ブラジルの母国語はポルトガル語ですが、ラテン系の言葉は大きく似通ってるので、イタリア語でもポルトガル語でもプリマヴェーラはプリマヴェーラなのだと思います。
挨拶を終えて、簡単なポルトガル語講座で賑わいました。
バイキングメニューのサラダがとてもおいしいです。お肉の質に負けないように野菜にも力を入れているのだと思います。
鉄串焼きにした肉料理(シュラスコ)をテーブルの上で切り分けます。パフォーマンス効果はとても大きく、見応えあります。大人数で食べに行けばそれだけお肉の迫力も増します。
極太ソーセージ。よく火の通った噛み応えはプリップリのエビみたいです。
カイピリーニャというサトウキビを原料としたカクテル。ライムと組み合わされた清涼飲料の風味にウイスキーみたいな甘苦さがガツンと効いた味わいです。
パイナップルのシナモン焼き。お肉でいっぱいになったお腹にこの甘さは危険なおいしさです。
食事の後はいよいよ勉強会。座席にセットされた資料にはバレンタインデーの心配り。
観光協会のオフィシャルカー。スポンサーシップ抜群で見栄えがいいです。
上下逆さまの広告がありました。なかなか目を引きます。
ゴミ捨てルールはこちら会津坂下町でも外国人労働者と地元とで意思疎通が求められる場面です。大泉町でも国籍に合わせて注意書きに国際性を持たせている様子でした。
大泉町を巡り歩きます。中古車屋さんにあったスカイラインに釘付け。JDMへの熱い情熱が沸き立ちます。
町を見歩いて思ったのは、文化とはまず食事から始まるということでした。圧倒的に外食のお店が多く、日本という異国の地にやってきたブラジルの人たちが自分の文化の強みを生かしてお金にする場合、その手段としたのが故郷の食文化だったのだと思います。
この写真はブラジル人住民向けの食料店の中にあった自動車教習所です。日本での自動車免許取得という場合に、ブラジルの人たちにとって障壁となる言葉の壁にはしごを掛ける役割は大きいのでしょうね。
その後は栃木県宇都宮市のホテルにチェックイン。翌日には佐野市のアウトレットモールで買い物
お昼は地元で有名な手打ちラーメンを堪能しました。
ニンニク無しの餃子ですが、野菜の甘みがあって焼き上がりも抜群。ラーメンは手打ちの麺が素晴らしくコシが強くて感動しました。しかしほんの3分くらいすると伸びてしまったのか歯ごたえは無くなります。餃子でもたもたしている暇はありませんでした。スープはコクには物足りなさがありますが、醤油の味わいに深みがあります。とても味覚にしみこんでくる洗練さがありました。しかしコクというか強みを求める男性にとっては物足りないみたいです。どちらかというと女性向け。私は好きですが。
お次はアジアンオールドバザールというお店に行きました。入り口からしてエンターテインメント性は抜群です。チベット文化の彫像や建物などを贅沢に配置していてとても楽しめます。中を歩いているとお香の香りがしました。
ブランド物のアクセサリーもいいですが、こういうエキゾチックな物を着こなす人のほうがセンス高いんじゃないかなと思います。
牛骨でできたボタンです。質感はプラスチックと似てますが、着色や成形に荒さが目立ちます。
ある程度の金額以上の買い物をするとガチャポンキャンペーン一回券(コイン)をもらえます。
ガチャポンではブッダアイのワッペンが当たりました。左の写真はマッサージリングと言って、指の爪の付け根あたりを刺激するものです。指によって効能が違うらしことが説明書に書かれてました。
最近個人的に目覚め始めた登山繋がりでチベットには関心があったので、なんとなく満足いく買い物でした。いつかチベット行きたいです。
セブンイヤーズインチベットという映画を小学生だか中学生の頃に繰り返し観ていたのが懐かしいです。あとはサザンアイズというかなり長編の漫画が昔あったのですが、あれもチベット文化を物語に取り入れた物でした。全部読み終えることはできませんでしたが。
この日の旅行のラストは道の駅那須高原友愛の森へ寄りました。
物産売り場へ行ってみてびっくりしたのが、私たちの地元である会津の中の美里町の商品が売り出されていました。会津美里町と那須町は友好都市としての繋がりがあるらしいです。
この写真のすぐ向かい側のカウンターでソフトクリームを注文しました。この道の駅を最後にあとはみんなで高速道路でまっすぐ会津坂下町に帰り着いて解散。
2月8日。私が秋田県から帰って翌日には大内宿での雪まつりで松明を持って走るイベントへの参加が控えてました。大内宿の公民館に17:30集合とのことでしたが、毎年のように道路は観光客の車で過密状態になるとの事だったので事前に余裕を持って向かいました。
湯野上温泉からの道路は混むとのことで、下郷からの回り道をたどって行きます。
その道の途中には樹齢1000年に迫るケヤキの大木があることで有名です。電線に干渉する木の枝は保全の為に処理されるものですが、歴史的価値のあるこの木の場合は話が違うようです。
近くで見上げると普通では無い風格を感じます。グラマーな幹から生えるたくましい枝の生え方に何か勢いのようなものを見いだせる気がします。西洋美術の専門家なら長さとか角度とかを数式でこねくり回して黄金比みたいなものを導き出すんじゃ無いでしょうかと思います。
大内宿に到着。事前に聞かされたほどの渋滞は見かけず、道路はすっきりしてます。しかし駐車場に近づくと車を止める場所なんて見当たらないほどの混み具合でした。
駐車場係さんにことわって村の中に車を乗り入れてもらえました。公民館近隣の駐車スペースに停めてから少しだけ街道を見学します。
海外からの旅行客もかなり目立ちます。地元の蕎麦の里が海外でも認知されているというのはうれしいです。
この後は私自身が松明マラソンに参加したのでその様子を映すことができなくて、イベントの様子は文面でお伝えするしかありません。
公民館に入ってふんどしの着付けを手伝ってもらうまで、地元参加者の中に突然入り込んだ部外者の私はアウェーな気分を味わいました。本来、この松明マラソンにはサラシと短パン姿での参加が公式的なものですが、一部のふんどし愛好家だけがふんどし姿で参加するということでわたしはふんどし組に交じって走ってきました。
準備を終えて近くの神社に向かいます。今年の俵引きは寒さが物足りなく思いましたが、この日は雪が積もっていてなかなか寒かったです。しかし柳津の裸詣りと俵引きと経験値を積んだことで体が寒さに耐性を持ってしまったのか、生まれて初めて俵引きに参加したときのような身の危険を感じるほどの寒さでは無かったです。
参加者はみんなで神社でお祓いを受けます。お祓いの間、街道から賑やかな歌声がよく聞こえました。実況の声も丸わかりで、松明マラソンのことを告知している様子もよく聞こえました。参加者は松明を持って火をつけて整列。スタートしたら「わっせわっせ」のかけ声を全員で発声しながら街道を走り巡りました。
観客からはさぞ寒そうに見えたことでしょうが、松明の火がなかなか熱くてしかもなかなかのペースで走るものですから快適です。強いて言えばきつく閉めすぎたサラシのせいで飲み物が喉まで逆流するのと、痰が喉に絡むことに悩まされたくらいでした。
街道を走り終えるとみんなでステージに上がって一礼し、用意されたかがり火を松明で灯します。それを会津に花火が打ち上げられ、松明ランナーは役目を終えて公民館へ戻ります。ふんどし愛好家達は着替える前にみんなで記念撮影。このとき自分の携帯も渡しておくべきでした。みんなで肩を組んで花火をバックに集合写真を撮りました。
みんな着替え終わると打ち上げ会の準備。テーブルを並べてオードブルとお酒を配置しみんなで乾杯。私は呑まずに帰る予定でしたが、私の実家がすぐ近くだと言うことを知ったふんどし愛好会の人が送ってくれるというので結局私も混ざりました。
この翌日、私は体調を崩して寝込みました。本当なら道の駅で蕎麦振る舞いをしていたのですが、わたしだけ休ませてもらいました。
さらに翌日は約一週間ぶりの蕎麦道場通いを再開。秋田県への研修と大内宿の雪まつりと体調不良といろいろ重なってだいぶ日にちを空けてしまいました。この日も道場の蕎麦打ちを終えるといつもの犬の散歩。ハスキーの端くれらしく、雪でハナのテンションは高まってました。元気よくはしゃぐのはいいのですが、こっちが保ちません。